アメリカは 20年前に西洋医療の限界に気付いた
がん治療において代替医療を求める患者さんが日本で急増しています。他国においても同様の状況がみられて、
世界的に代替医療は新しい医学の潮流となりつつあるのです。
アメリカにおいては、1992年に米国国立衛生研究所(NIH)内に世界的な最先端医学研究施設の一つとして
代替医療事務局(OAM)が設立されました。
また医科大学における代替療法の講座の設置が議会の決定で推進されて、現在、アリゾナ大学をはじめ、
ハーバード、コロンビア、エール、スタンフォード、テキサス大学など、125の医学部のうち、
75医学部で代替医療の教育が行われている程です。
では何故アメリカで、がん治療に対して 急速に「代替医療」の研究が進められたのでしょうか?
その理由の一つとして「医療費の高騰」があります。
それと同時に西洋医療の様々な問題点が取り沙汰され、西洋医療に限界を唱える声や、
代替医療の治療費が比較的安価であることから社会的に代替医療を求める動きが始まりました。
西洋医療では対応できなくなったことを代替するために西洋医療以外の療法が臨床の場で
研究開発され、用いられているのです。
その為、アメリカでは代替医療のほうが高く評価され利用率が増えており、
西洋医療の利用率をはるかに上回りました。
特に知識層では、病名の診察には一般医療施設を訪れ、がん治療には代替医療を用いるという傾向が強まっています。
がん治療に対して 他国ではこれだけの「代替医療」への関心や研究が進められていますが 残念ながら日本には
代替医療に取り組む政府機関がなく、代替医療に関して 欧米に遅れているのは言うまでもありません。
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